「偉人の軌跡を訪ねて」
所属する地域の文化協会主催の「歴史探訪の旅」に手を挙げて参加した。
歴史の大転換『明治維新』の立役者の一人「高杉晋作」が眠る、山口県下関市「東行庵」を訪ねた。
若干27歳8カ月の短い生涯の中で、松下村塾吉田松陰の薫陶を受け、我が国を守る強固な意志は、ペルー率いる黒船来襲による対外折衝の中でも、弱腰幕府の勝手御用人に抜擢された折も、頑として譲らない強弁通訳として実績を遺したと言われる。
その後長州藩士として、幕府による長州征伐に対抗する騎兵隊結成という偉業を成し遂げた。特に士農工商という身分差を撤廃し、希望者を結集して騎兵隊と言う新戦略を展開。長州藩が幕府軍に勝利する原動力となった。そんな短命英雄として下関市に静かに眠っている。晋作人気は今も衰えず、多くのファンによって、手厚く守られている。
東行庵とは、若くして栄達の武士を捨て西方浄土を目指した「西行法師」を高杉晋作が師と仰いでいたことから、西行に倣って、自らは東方を目指すということから「東行庵」と名付けられた、と学芸員の説明にあった。
安土桃山時代から現代に至る、群雄割拠から天下統一。長く続いた武家政治から天皇制への移行という一連の時代変遷には、常に興味津々で生きている小生にとって、同じ県内にありながら、東行庵訪問がなんで今まで実現しなかったのか。自分でも不思議である。今回こうして、同じ地域文化を継承する仲間と同道できたことを喜んでいる。