「旅支度」

岩国錦帯橋空港到着通路でお出迎えの宇野千代さん(画面には錦帯橋が)

出迎えの千代さんの足元には錦帯橋の階段が見える

だ~れもいない、ANAの搭乗カウンター

閑散とした空港売店 ゆったりと買い物ができる。
岩国ー東京羽田便1日4往復。岩国ー沖縄那覇空港便1日1往復。
それらわずか5便の出発、到着時間帯以外は、搭乗カウンターには人っ子一人いない。
もちろん乗降客の姿もない。土産物店もしかり。実に広々、お昼寝でも出来そう。
そんな錦帯橋空港発着で、久しぶりの小さな旅の計画を立てた。
結婚して55年も辛抱してくれた連れ合いの慰労と、かつて右も左も分からない東京本社で過ごした有楽町周辺をゆっくり歩いてみたい。そんな色々ごっちゃ混ぜ。
兄貴の眠る調布市の墓参りも大きな目的の一つ。
現役時代に本社勤務を命じられ、単身赴任のお上りさんを優しく丁寧に面倒を見て頂いた、借り上げマンションの管理人さんとの感謝の出会いも目的の一つ。
もちろん、スカイツリー展望台。本社ビルのある有楽町界隈の散策。日比谷公園、皇居前広場など、ツアーのガイドさん付きではない、勝手気ままに自由な時間を過ごす東京見物が最大の目標。さてどんなものになるのやら。
当日は朝が早い時間帯なので、手土産品を買うのに当日は無理だろう。ならばあらかじめ暇な今日あたり、買い物をして準備を整えようと空港まで出かけた次第。
定年を迎えてからも、伊豆・鎌倉・箱根周遊や、富士山を巡る富岳十六景の旅など、近くを通ってはいるが、都心を勝手に散策する冒険は初めて。うまくいけばいいのだが。
そこで、AIに教わりながらチラッと調べたら、東京方面のJR・私鉄・地下鉄など交通機関を、1枚のカードで自由に乗り降りできる「PASMO」という制度があるのを知った。取りあえず相応の金額をチャージしておけば、途中の乗り換えで切符を買うなどの時間を取られない。カード1枚で自由自在、行先だけ押さえておけば、ド田舎のお上りさんでもなんとかなる。そんな安心感を得て、準備にも熱が入ってきた。
実際の旅行は2泊3日、ちゃっちーものではあるが、3日も4日も前の準備段階から、あれこれ余計な心配をしたり、お天気や気温によって服装を考える思案をするのも、旅行というものの時間に組み込まれているのだと思う。いろんな知恵を得るのがまた楽しい。これだから、ツアー旅行もいいが、勝手な個人旅もまたいい。