「葉月つごもり」

言っても、云っても、いっても、仕方ないことと分かっちゃいるけど暑い。
1年を3等分すると、すでに3分の2が終わって季節は秋のはずなのに。なんじゃこりゃ。海岸から山の方を見上げれば、葉月つごもりの今日でさえこれほどの入道雲が沸き上がっている。積乱雲の塊なのだから、間違ってでもいいから、一過性の夕立でもいい兎に角雨を降らせて欲しい。
こんなことを言うと、昨日の福井県といい、石川・富山・長野といった日本海側の集中豪雨の大災害に遭われた人たちから恨まれるかもしれない。それでも雨が欲しい。
友から寄せられたメールには「畑はカピカピでしょう」とご心配をかけている。
指折り数えても、ここ瀬戸内海沿岸部の8月の雨は1回しかない。畑の足しにもならないパラパラにわか雨を入れてもせいぜい3回。後は連日連夜、熱中症警戒アラートがテロップで流されるほどの灼けつく暑さ。特に今日の夕暮れ前の夕日の暑さと言ったら、なんと表現しようか迷う。昼下がりに見たこの入道雲が、さもありなんと納得させられるほどの暑さ。
山間部に大きなダムを二つも三つも抱えている有難さで、取水制限と言う声が聞かれないのは有り難いが、日干しになった畑では枯死寸前のサツマイモ、ピーマン、ナスなどがぐったりしてはいるが、ふんだんに水をやるのは何としても心苦しい。せめてアサガオにだけは1日1回の水やりを、遠慮しながら密かにやっている。
一つだけ、この暑さのお陰でお風呂には入らない。シャワーでさらっと汗を流せば十分。湯船に張る水量を考えると、シャワーはその数分の1。せめてこちらで節水し、その分を畑やアサガオに回している、と弁解している。兎に角雨が欲しい。
まさにこの暑さは地球規模の自然災害である。
ネパール中部と中国の国境付近で発生した土石流と洪水は、日本の武士道に反する不意打ち。予兆も見せず、殺気も感じさせないまま、底知れぬ破壊力で人里を襲う。
地球温度上昇による氷河の溶解が原因だという。
地球温暖化防止世界会議などが本格的に進むのか、期待を持たせただけで、先進国と発展途上国の利害が絡まって足並みが揃わない。そのうち、超大国が利己的な発言で、地球温暖化防止が馬鹿げているような雰囲気を醸し出す始末。
何を言っても空しい暑さ。今日を境に何とかなることをただただ願って、明日を迎えるとしよう。