世の中ちょっと やぶにらみ!

本音とたてまえ使い分け、視点を変えてにらんでみれば違った世界が見えてくる・・・かな?

「頂きもの」

yattaro-

         


昼下がりの日差しが強い中、団地内のFさんがピンポ~ンとやって来た。
「これ、貰い物ですが食べて頂けますか」。大きなビニール袋に、獲れたてイリコがずっしり入っている。かれこれ800グラムはある重宝な代物である。
「周防大島の友達が届けてくれたので」と。大ぶりな小イワシの煮干し。目に見えるカルシウム食品。お茶請けとしてかじってもよし、出汁を取るもよし、お煮しめで一緒に炊くもよし。有り難し、大歓迎である。

Fさん夫婦は他でもないが、この75世帯の小さな団地で続けている、小さなグラウンドゴルフ同好会の発足時以来の仲間である。今年で8年目を迎えている同好会も、7世帯10人で始めたが、ここにも経年劣化現象があって、5世帯8人に減った。
しかし人数の減少とは対照的に、8人のメンバーの仲間意識というか絆の深さは年々増している。

それもそのはず、スタートから全員が7歳歳を重ねているわけで、その間病気による長期お休みがあったり、高齢者仲間ゆえの不具合も生じたりした。そんなとき、同じように遊んで笑って情報交換し、いたわり合い支え合ってきた仲間であり同士なのである。
旅行に行けば、お土産を買ってきてゴルフゲームの合間にみんなで分け合って食べる。魚釣りに行って釣果があれば、旬の魚が配られる。そんな小さなことからグループの輪、友達のきずなが広がって、小さなグループの話ではあるが、人間同士の相手を思いやる世界に広がってくれるといいなと思う。

人づきあいが希薄になりがちな現代社会。今日はイリコが届いた。秋ナスが生り始めたら食べて頂こう。わずかなことではあるが、一方通行ではなく互いを思いやる気持ちのキャッチボールさえ続けていけるなら、住みよい世の中になるのではないかねー。

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